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2012.11.14

「縁」について

 
11月7日、日本経済新聞に人口減社会を考える
「標準家族」の維持は困難という記事がありました。
筆者は中央大学教授の山田昌弘氏で、
ポイントは、
①40歳未満世代で標準家族維持できぬ人が増大する。
②中年の親同居未婚者の経済状況は良くない。
③経済基盤がなく孤立した高齢者が急増する恐れ。の3点です。
国立社会保障・人口問題研究所のデーターから、
35歳未満の4人に1人は、生涯未婚と推計されていて、
2010年の時点で、50歳男性の未婚率は既に20%を超えており、
結婚しても3分の1は離婚。
結婚して離婚せず子供を育てて標準家族を維持できる若者は、
4割程度と推計され、標準家族を維持できなかった層が増えて、中高年に突入する、
また、親同居の未婚者が親からの経済的援助で生活している割合も増えており、
親が亡くなったときに、問題が顕在化するという内容です。
同じような懸念は韓国や台湾にもあり日本は問題先進国とも言えるそうです。
このように、家族という血縁が薄くなるだけではなく、
孤独化が進むと地域とのつながりである地縁も希薄になります。
今までであれば、この二つの縁に変わる職場という縁(職縁)が存在しました。
しかし、大企業といえども安泰でない時代に職縁という拠り所も失いつつあります。
人はひとりでは生活はできず、集団を形成して社会を維持してきました。
不特定多数の中の孤独はより孤立感を高めます。
今までの縁ではなく、それらに変わる縁として、
作家の堺屋太一氏が経済企画長長官を務めた平成12年の、
「国民生活白書」に「好縁」とい概念を提案しました。
「好縁」とは、自分の好み・価値観で所属集団を決め、
そこで、主体的な意思による自発的行為をなし、
また、自由にその集団を抜けることもできる、
そんな好みの縁でつながる人間関係を意味する。という縁です。
独身でいるのも、家族を形成しない(できないとも言えます)のも
個人の自由とされるのであれば、
それは、地縁・血縁が希薄になることであるとも言えます。
それが社会が成熟する宿命であれば、それに対応する生き方が必要だと思います。
好縁もその一つであるかもしれません。
縁という意味を考えて、これからの人生をどのように生きるのか
考えてみてもよいのではないでしょうか。

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